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ソニーのクラウドテレビサービスPlayStation Vue、ついにDisney・ABC・ESPNのチャンネル提供へ

 

ソニークラウドベースのテレビサービスPlayStation Vueに関連して、ついにDisneyとESPN Media Networksと契約締結へ。これまでCBS・Discovery Communications・Fox・NBCUniversal・Scripps Networks Interactive・Turner Broadcasting・Viacom・AMC Networksのみが対応しており、ローンチ時にDisneyのチャンネルと番組が提供できていませんでした。今回の契約によって新たに下記のチャンネルが視聴可能になります。

・New York (WABC)
・L.A. (KABC)
・WLS (Chicago)
・Philadelphia (WPVI)
・San Francisco (KGO)
・ABC Family (来年1月からFreeformに改称)
・Disney Channel
・Disney Junior
・Disney XD
ESPN
・ESPN2
ESPN College Extra
・ESPNU
・ESPNews
ESPN Deportes
ESPN Classic
ESPN Goal Line 
ESPN Buzzer Beater
ESPN Bases Loaded
・Fusion
Longhorn Network
・SEC-ESPN Network

 

上記チャンネルの同時再送信以外に、PlayStation Vueの特徴でもあるCATCH UP(放送後3日間の見逃し配信サービス)やオンデマンド配信にも対応します。

ちなみに何かと比較されるDish NetworkのSling TVは、すでにDisneyとESPNと契約を締済み。ただ、Sling TVの場合は複数のデバイスで同時に視聴することができないのに対して、PlayStaion Vueの場合は複数端末での同時視聴が可能になっているようです。またPlayStaion Vueは4大ネットワーク(ABC・NBC・CBS・FOX)に対応しているのに対して、SlingTVは対応していません。 

 

PlayStaion Vueのおさらい

PlayStaion Vueは、今年3月にスタートしたクラウドベースのテレビサービス。対応端末はPS3・PS4・iPadiPhoneで、サービスは大別するとMulti-Channel PlanとStand Alone Channelsに分けられます。

Multi Channel Planは同時再送信・見逃し配信・オンデマンド配信に対応したプランで、ニューヨーク・ロサンゼルス・シカゴ・フィラデルフィア・ダラス・サンフランシスコ・マイアミの都市のみで現在サービス展開中。Access(月額4.99ドル)・Core(月額59.99ドル)・Elite(月額69.99ドル)の3つのTierがあり、Tierによって見ることができるチャンネル数が変わってきます。クラウドサービスらしく、好きな番組は最大28日間までクラウド上に録画可能。

 

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一方Stand Alone Channelsは、その名の通りチャンネルごとで単体で契約するモデルで、全米でサービス展開。例えばSHOWTIMEのチャンネル(アプリ)は月額11.49ドルで契約可能となっており、Multi Channel Plan加入者は月額9.99ドルで契約できるようになっています。 

月額数十ドル程度払えば、好き嫌いに関わらず様々な専門チャンネルがパッケージとして提供され、追加でプレミアムチャンネルも契約可能。これはPlayStation Vue特有のモデルではなく、旧来のケーブルテレビのモデルと全く同じです。Appleも、本来はAppleTVリリースに合わせて、同じようなクラウドベースのテレビサービスを展開する予定だったと言われていますが、来年にずれ込んでいるようです。

プレイヤーが変わっても、もしかすると次世代のテレビサービスのビジネスモデルはケーブルテレビ時代と大きく変わらないのかもしれません。