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メディアとテクノロジーの交差点

クラシック映画を音楽イベントとして再構築するフィルムコンサートライブの試み

今年は「Back To The Future |バック・トゥ・ザ・フューチャー」の1作目が公開されてから30周年。そしてPart2でドクが訪れた未来が今年という節目。そんなタイミングを記念して、11月に日本で「バック・トゥ・ザ・フューチャー inコンサート2015」というイベントが開催されます。全編を生演奏で見るという映画と音楽が混ざったイベントなのですが、作品もRobert Zemeckisも大ファンなので、迷わずチケットを購入したんです。

で、このイベント、実は映画の新しい収益化の手法として急成長しているという記事がVarietyに出ていたので備忘録として。今回日本で開催されるイベントも、もともとは米国を中心に各国で公演されたものが日本に持ち込まれたわけで、これからもどんどん増えてくる予感がします。

このイベントを仕掛けているのは、舞台を手がけるマネジメント会社IMG Artistsと音楽に特化したタレントエージェンシーGorfaine/Schwartz Agency(GSA)による共同出資会社Film Concerts Live!(FCL)。GSAはJohn WilliamsMichael GiacchinoAlan SilvestriMike PostThomas NewmanJames Newton HowardSteven Priceなど、映画音楽で活躍している巨匠と呼ばれる音楽家・作曲家のマネジメントを行っています。

尚、FCLはこれまで「Back To The Future」以外にも「E.T.」「Raiders of the Lost Ark | レイダース/失われたアーク《聖櫃》」「Star Trek | スター・トレック」「Star Trek-In To Darkness | スター・トレック イントゥ・ダークネス」「Home Alone | ホームアローン」の公演を行ってきたようです。

日本ではどうなのか分かりませんが、「Back To The Future」の米国公演の場合、本作の映画音楽を手がけたAlan Silvestriがこのために20分間のオリジナルスコアを書き下ろしするという特典も。

Instagramの投稿なんかを見ていると「E.T.」とかもすごい良さそうです。