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Amazonがオリジナル番組製作のためにQ3だけで1億ドル注ぎ込むという話

 

Amazonがオリジナル番組製作のためにQ3だけで1億ドル注ぎ込むという話。Amazonは昨秋 「Alpha House」と 「Betas」の2タイトルのオリジナル番組シリーズを配信、今春に新たに6タイトルの製作に踏み切っています。

Amazon(或いはAmazon Studios)が特徴的なのは、Netflixみたいに全エピソード一括発注ではなく、旧来の製作プロセスと同じように、先ずパイロット版を製作して無料配信する点。その反応を見て全エピソードの製作に踏み切るかどうかを決め、最終的にプライム会員向けに配信するモデルを採用しています。ちなみに今年後半に向けて、更に最低10本のパイロット版製作が進められています。映画製作を卒業したスティーブン・ソダーバーグの「Red Oaks」のパイロット版もあるので、なかなか豪華。

一方Netflixも2014年におけるオリジナル番組製作費を2013年の倍にすると昨秋発表。その時、CFOのDavid Wellsはオリジナル番組製作費はグローバルでのコンテンツ調達額の10%以下と発言。2014年のグローバルでのコンテンツ調達額は32億ドルと予想されているので、単純計算でも最低3.2億ドルをオリジナル番組製作に充てるということになります。